名脇役として多くの作品に出演している正名僕蔵(まさな ぼくぞう)さん。
ユニークな芸名ですが、どんな由来があるのでしょう?
今回は正名さんの名前の由来や、劇団「大人計画」に所属するきっかけ、
そして弁護士役や医療ドラマへの出演が多い正名さんの魅力を
まるっとお伝えしたいと思います。
最後までお読みいただけるとうれしいです。
正名僕蔵の名前の由来は? 実は名字も珍しい!
正名僕蔵さんの本名は、正名文夫(ふみお)さんといいます。
僕像さんという芸名は、正名さんが所属する「大人計画」主宰の松尾スズキさんと
稽古場からの帰り道に相談して決めたのだとか。
”どっしりして画数の多い名前” で「蔵」という感じの古臭さ?が決め手だったようです。
たしかに「僕」も「蔵」も画数が多いし、2つの文字を組み合わせると重量感がありますね。
それに「蔵」には、骨とう品とか収まっていて古臭いですし。
僕蔵さんという芸名はもちろんユニークですが、実は「正名」さんという名字も珍しく
全国で50人ぐらいしかいないのだそうです!
「正名」姓の方は、主に大阪、東京の順に分布しています。
50人といえば学校の1クラスよりちょっと多いぐらいですから本当に少数派ですね。
「正名」さん同士のご親戚関係とかもあるのでしょうか?
「正」の字は「ただしい」、「名」の字は「名高い」とか「ほまれある」という意味があり
この2つの字が組み合わされた名字「正名」さんのルーツはとても由緒がありそうです。
続いて、正名さんが「大人計画」所属することになったきっかけなどをお伝えします。
正名僕蔵は大人計画に所属!
正名僕蔵さんは1992年、青山学院大学4年生だったときに「大人計画」に所属しました。
劇団「大人計画」には正名僕蔵さんをはじめとして、皆川猿時さん、近藤公園さんのように
ユニークな芸名の俳優さんが多く、主宰の松尾スズキさんが命名されたケースもあるそう。
「大人計画」という劇団名も、次のような由来が!
子供時代にいい思い出がなかったという松尾スズキが「初めから大人でいいんじゃないか」ということでつけたものらしい。(http://butaieizocolors.com)
なんとなく「初めから大人」というのも、カッコイイ表現ですね!
劇団自体にも、いろいろな遊び心が散りばめられているように思えます。
正名さんは、大学3年生の春休みに友人に連れられて「大人計画」の舞台を観に行き
舞台に出演していた女優さんに一目ぼれ!
そこで正名さんは「大人計画」のオーディションを受け合格し、演劇の世界に。
ご両親には「演劇に興味を持ったから、ちょっと何年かやってみたい」と言ったそうです。
さすがに正名さんもご両親に、女優さんに一目ぼれしたことは話さなかったんですね~
ちなみに、その女優さんは「大人計画」に客演として参加していて、
「大人計画」の劇団員ではありませんでした。
そのため、正名さんはいつもその女優さんに会えたわけではなく…
正名さんもちょっとガッカリされたかもしれませんね。
ときどきその女優さんと会えなかった正名さん。
残念ながらというか、やっぱりというか、
その後の正名さんと女優さんとの間にはなにも進展がありませんでした。
でも正名さんにとって俳優を目指すきっかけとなった運命の出会いでしたね!
そんな正名さんは、弁護士役や医師役など、カタい職業の役柄が多い印象があります。
続けてお伝えします。
正名僕蔵は 弁護士役や医療ドラマの医師役が印象的!
正名僕蔵さんは名脇役として、多くの作品に出演しています。
正名さんによると「病院関係、警察関係、それから法律関係、
いわゆる専門用語をしっかりしゃべらなきゃいけない役柄」が多いとのこと。
そのため、正名さんは堅い職業の人物を演じるイメージが強いですね。
もしかすると正名さんがかけていらっしゃるメガネの印象が
真面目な職業の役柄に結びつくのかもしれません。
正名さんのように、おじさん世代でメガネが似合う脇役俳優さんについては、
こちらでご紹介しています。あわせてどうぞ。
そんな正名さんが演じた役には、次のようなものがあります。
正名僕蔵は弁護士役などの法律関係者役が似合う!
正名僕蔵さんは「イノセンス~冤罪弁護士~」や
「おかしな刑事」シリーズなどに弁護士役で出演。
また正名さんは「HERO」に検察事務官役、「リーガル・ハイ」に検察官役で出演し、
映画「それでもボクはやってない」はは裁判官役を演じています。
「HERO」検察事務官・井戸役の正名さん
(画像引用元:https://www.cinematoday.jp)
「HERO」第1期では守衛役を演じていた正名さんですが、
第2期では検察事務官にキャリアアップという設定だったのも、かっこよかったですね!
正名さんが法律関係者の役を演じることが増えたのは
30歳半ばぐらいからだったといいます。
正名さんは、役づくりのために裁判所に傍聴に行って、目当ての裁判以外の裁判も見て
ご本人いわく「ガッツリ裁判の現場を目の当たりにした」とのこと。
正名さんの演技に対する真面目な姿勢がうかがえますね。
裁判官、検察官、弁護士の「法曹三者」のどれを演じても
その役職にフィットしてしまうのは、正名さんの緻密な役づくりの結果とも言えそうです。
正名僕蔵は医師役も似合う!
正名僕蔵さんは、「PICU 小児集中治療室」に 小児外科部長 役で出演したり
「ペットドクター花咲万太郎の事件カルテ」(BS-TBS) には動物病院の元院長役で出演。
また正名さんは「DOCTORS〜最強の名医〜」シリーズでは、
外科医の佐々井役を演じました。
この佐々井は医師としては優秀なものの、クセのある性格で大のキャバクラ好きという設定で
患者としてはあまり担当してほしくないタイプの医師。
「人格面に難がある」という設定の佐々井役でしたが
ご本人のお人柄も誤解してしまいそうなほど、正名さんの演技は自然でした。
正名さんの演技力のすごさを感じますね。
続いて、そんな正名さんのwikiや出演予定作品をご紹介します。
正名僕蔵のwikiは?
正名僕蔵のwikiは?青山学院大学卒!
正名僕像さんのwikiはこちらです。
生年月日 1970年8月11日
出身地 神奈川県川崎市
身長 174 cm
血液型 O型
出身大学 青山学院大学文学部仏文学科 卒業
所属劇団 大人計画
正名さんは中学生のころ神童と呼ばれるほど成績優秀でしたが
高校入学後は勉強する意味がわからなくなり、成績も落ちたそうです。
「勉強する意味」…なんだか哲学に通じるところもありそうです。
それでも正名さんは見事に青山学院大学に入学し、文学部仏文学科を卒業されたので
隠れた特技はフランス語、という可能性もありそうです!
正名さんのご家族は奥さまと息子さんが1人いるようです。
ただおふたりに関しては、息子さんが15~17歳ぐらいではないか?
という情報以外は確認できていません。
正名さんはあまりプライベートに関しての話をされないのかもしれませんね。
でもいずれ何かのトーク番組などで
正名さんの私生活についてのお話を聞いてみたいものです。
正名僕蔵は大河ドラマ「べらぼう~蔦重栄華乃夢噺~」に出演!
正名僕蔵さんは2025年大河ドラマ「べらぼう~蔦重栄華乃夢噺~」に
出演することが発表され話題になっています。
2025年 大河ドラマ
「べらぼう~蔦重栄華乃夢噺~」◤ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄
松葉屋役 #正名僕蔵花の井(小芝風花)ら
遊女を抱え
伝説となる名妓を
輩出し続ける
老舗の妓楼主
____________◢🔗https://t.co/cWg4LmWpxU#大河べらぼう pic.twitter.com/JmIpG7CC5m
— 大河ドラマ「べらぼう ~蔦重栄華乃夢噺~」(2025年) (@berabou_nhk) February 21, 2024
この作品で正名さんが演じるのは、江戸・吉原の顔役で、老舗の妓楼の店主役。
真面目な役どころの多い正名さんからはイメージしにくいですが
吉原の街の実力者として皆から一目置かれる、
そんなオーラ全開の正名さんの演技がみられそうです。
「べらぼう~蔦重栄華乃夢噺~」に出演する注目俳優さんについては
こちらでご紹介しています。あわせてどうぞ。
今回は正名僕蔵さんについてお伝えしました。
正名さんが役者を目指すことになったのは、思いがけない出会いからでした。
「堅い職業」の役柄が似合ってしまう正名さんですが、もちろんそれ以外の役柄でも
今後いろんな場面で拝見できるのがとても楽しみですね!
そんな正名さんをこれからも応援させていただきたいと思います。
最後まで読んでくださって、ありがとうございました。
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