シリーズ最新作『ミッション:インポッシブル/デッドレコニング PART ONE』で
ますますファンを魅了しているトム・クルーズ。
年齢を重ねてもトム・クルーズの魅力あふれる演技&アクションは進化し続けています。
今回はそんなトム・クルーズが20代だったころの出演映画に注目して
トム・クルーズの当時の魅力をまるっとお伝えしたいと思います。
最後までお読みいただけるとうれしいです。
- トム・クルーズ20代の映画は?
- トム・クルーズ20代の映画『爆笑!?恋のABC体験 』(1982年)
- トム・クルーズ20代の映画『アウトサイダー』(1983年)
- トム・クルーズ20代の映画『卒業白書』(1983年)
- トム・クルーズ20代の映画『トム・クルーズ/栄光の彼方に』(1983年)
- トム・クルーズ20代の映画『レジェンド/光と闇の伝説』(1985年)
- トム・クルーズ20代の映画『トップガン』(1986年)
- トム・クルーズ20代の映画『ハスラー2』(1986年)
- トム・クルーズ20代の映画『カクテル』(1988年)
- トム・クルーズ20代の映画『レインマン』(1988年)
- トム・クルーズ20代の映画『7月4日に生まれて』(1989年)
- トム・クルーズ20代の映画『デイズ・オブ・サンダー』(1990年)
- トム・クルーズ20代の映画『遥かなる大地へ』(1992年)
- トム・クルーズ20代の映画『ア・フュー・グッドメン』(1992年)
トム・クルーズ20代の映画は?
1962年7月3日生まれのトム・クルーズ。
現在なんと62歳のトムは、最新作の『ミッション:インポッシブル』シリーズでも
年齢を感じさせないパワフルなアクションシーンを披露し、ファンを魅了し続けています。
そんなトムのデビュー映画は、1981年公開の『エンドレス・ラブ』。19歳のときでした。
ちなみにこのときのトム・クルーズの出演はわずか数秒だったそう! (びっくりですね)
同じ1981年、トムは『タップス』という作品にも出演しています。
トム・クルーズの映画出演が増えてくるのは、1982年、20歳のころから。
トムの20代に公開された出演作品をまとめると次のようになります。
1983年 『アウトサイダー』(The Outsiders)
1983年 『卒業白書』(Risky Business)
1983年 『トム・クルーズ/栄光の彼方に』(All the Right Moves)
1985年 『レジェンド/光と闇の伝説』(Legend)
1986年 『トップガン』(Top Gun)
1986年 『ハスラー2』(The Color of Money)
1988年 『カクテル』(Cocktail)
1988年 『レインマン』(Rain Man)
1989年 『7月4日に生まれて』(Born on the Fourth of July)
1990年 『デイズ・オブ・サンダー』(Days of Thunder)
1992年 『遥かなる大地へ』(Far and Away)
1992年 『ア・フュー・グッドメン』(A Few Good Men)
トム・クルーズが20代のときの出演映画作品の中で
大きなターニングポイントになったのは、やはり『トップガン』でしょうか。
アメリカ公開が1986年5月ですので、制作時のトムは23歳ぐらいですね。
この『トップガン』はテーマ曲の「Take My Breath Away」(Berlin) のヒットとあわせて
トム・クルーズの名を一気に世界に広めた作品です。
そんな『トップガン』を含むトム・クルーズ20代の出演作品を、
続けて、一作ずつまるっとご紹介していきます。
トム・クルーズ20代の映画『爆笑!?恋のABC体験 』(1982年)
トム・クルーズが男子高校生役を演じた青春コメディ『爆笑!?恋のABC体験 』。
Tom Cruise and John Stockwell in Losin’ It (1982) pic.twitter.com/Y78whwcdYT
— Frame Found (@framefound) March 13, 2022
トム・クルーズ演じるウッディが友達3人と、出会いを求めて?メキシコに行くという
ちょっと若気の至りっぽいストーリーです。
このときのトム・クルーズは20歳。役柄のせいかヤンチャな雰囲気がありますね。
まだ映画出演もそれほど多くなかったトムが初々しく感じられる作品。
『爆笑!?恋のABC体験 』は日本の劇場では公開されていませんが、DVDなどで
1960年代のアメリカの社会背景や当時の高校生の雰囲気などをみてみるのも面白そうです。
トム・クルーズ20代の映画『アウトサイダー』(1983年)
映画『アウトサイダー』はフランシス・フォード・コッポラ監督によるアメリカの青春映画。
富裕層と貧困層のグループの対立や、犯罪・死なども描かれており
単なるキラキラした青春ものとは一線を画しています。
(画像引用元:https://eiga.com)
トム・クルーズが『アウトサイダー』で演じたのは、貧困層グループのメンバー・スティーブ。
役柄のせいもありますが、トム・クルーズがなんだか やさくれた感じもしてしまいます。
トーマス・ハウエル、マット・ディロン、ラルフ・マッチオといった
いわゆる有名どころの青春スターが顔をそろえているこの『アウトサイダー』で、
トムは主役ではなくほんの端役でした。
ファンからすると、トムがあまり目立たない役どころであるのが残念ですが、
トムの軌跡をたどるには興味深い作品であると言えそうです。
トム・クルーズ20代の映画『卒業白書』(1983年)
この『卒業白書』はトム・クルーズのはじめての主演作品。青春コメディです。
トムが演じたのは名門大学進学を目指す、高校生のジョエル。
ジョエルは両親の留守中に 父の車を乗り回したり、コールガールと恋をしたり、と
いろんな騒動をまき起こします。
(画像引用元:https://eiga.com)
トム演じるジョエルのふるまいに眉をひそめるのか
あるいは「若気の至り」と、この作品を寛大な気持ちで観るかは人それぞれでしょう。
でも、お茶目なトム・クルーズの姿をみられるのはたしかですね。
トム・クルーズ20代の映画『トム・クルーズ/栄光の彼方に』(1983年)
『トム・クルーズ/栄光の彼方に』でのトム・クルーズは、大学入学の奨学金を目指し
アメフトに打ち込む高校生・ステフ役を演じました。
(画像引用元:https://filmarks.com)
トム・クルーズは学生時代レスリングに熱中していたこともあるので
この作品では ”体育会系” のトムの横顔も楽しめそうです。
『爆笑!?恋のABC体験 』『卒業白書』のときと同様に20代で高校生役を演じたトム。
当時のアメリカの高校生像とトムのイメージに共通点があったのでしょうか。
『トム・クルーズ/栄光の彼方に』は、残念ながら日本での劇場公開はありませんでしたが
DVDなどで、青春スター的な立ち位置のトムの姿にも注目してみたいですね。
トム・クルーズ20代の映画『レジェンド/光と闇の伝説』(1985年)
『レジェンド/光と闇の伝説』は北欧神話を題材としたファンタスティック・アドベンチャー。
トム・クルーズは、闇の魔王に連れ去られてしまった王女リリーを救おうとする
若者・ジャックを演じています。
(画像引用元:https://eiga.com)
この作品は、当時人気が上昇しつつあったトム・クルーズの起用もあり話題になったものの
ストーリーが単調で、作品としては失敗だったとされています。
ただ、それまでの出演作品で演じた高校生役や不良少年とくらべて
ビジュアル的にも大きく異なるトム・クルーズを観ることができるので
この作品ならではのトムを楽しむことはできそうですね。
トム・クルーズ20代の映画『トップガン』(1986年)
この『トップガン』では、世界トップレベルのパイロットを養成する通称「トップガン」で
マーヴェリック(トム・クルーズ)の成長していくようすが描かれています。
(画像引用元:https://eiga.com)
1986年の全米興行成績の1位となった『トップガン』には、
現在も活躍中のメグ・ライアン、アンソニー・エドワーズ、ティム・ロビンスなども出演。
トム・クルーズだけでなく、多くの俳優たちのブレイクにつながった作品とも言えます。
挫折や失敗を経験しながら、ついに最高のパイロットとなるマーヴェリックの姿は
トム・クルーズのカッコよさ&ひたむきさと重なるところがあり、とても印象的でした。
『トップガン』では、空を舞台にしたアクションシーンも繰り広げられており
その後の『ミッション:インポッシブル』シリーズなどでの
トムのアクションの原点になるものがあったのかもしれませんね。
大ヒットしたこの作品の続編『トップガン マーヴェリック』(2022年) も
世界中を圧巻し、日本でも上映が継続されるなど、爆発的な人気となりました。
トムのかっこよさを観るため何度も映画館に足を運んだ方も多かったのではないでしょうか?
この『トップガン マーヴェリック』のさらなる続編も観てみたい気がしますね。
トム・クルーズ20代の映画『ハスラー2』(1986年)
この『ハスラー2』は、1961年の『ハスラー』の25年ぶりの続編で
トム・クルーズは、主人公エディ (ポール・ニューマン) の弟子ヴィンセントを演じています。
(画像引用元:https://www.waltdisneystudios.jp)
師弟関係といっても、それぞれの思惑があるエディとヴィンセント。
ポール・ニューマンの渋い演技に負けることなく、ヴィンセントを演じきったトムの
勝負師としての顔も、なかなか魅力的でした。
この映画の公開後に日本でもビリヤードブームが起こったといいますので
トム・クルーズのビリヤードのプレースタイルを真似した人も多そうです。
さすがトムの影響力!というところでしょうか。
トム・クルーズ20代の映画『カクテル』(1988年)
トム・クルーズのバーテンダー姿が話題となった『カクテル』。
(画像引用元:https://eiga.com)
バーテンダーとして、トムが披露したあざやかなボトル・パーフォーマンスは
彼の運動神経のよさがあらためてうかがえるものでした。
もちろんトムも撮影のために特訓したでしょうが、練習してもできない人が多そうなレベル!
この作品は、挫折や失恋などのありがちな失敗話もちりばめられているものの、
トム演じるブライアンのサクセス・ストーリーという印象の方が強いかもしれません。
「終わり良ければ総て良し」なのでしょう。
映画のテーマ曲「KOKOMO / ココモ」(The Beach Boys) のリズムにも乗って
観終わったあと、なんとなく幸せな気分になれそうな作品です。
トム・クルーズ20代の映画『レインマン』(1988年)
トム・クルーズは『レインマン』で、サヴァン症候群の兄をもつ青年
チャーリー役を演じています。
(画像引用元:https://moviewalker.jp)
事業に行き詰っていたチャーリーは、兄レイモンドが相続した遺産を目当てに
兄を連れ出し6日間をともに過ごします。
その6日間で、それまで存在すら知らなかった兄を少しずつ理解していくチャーリー。
トム・クルーズは、そんなチャーリーの心の動きを丁寧に演じています。
兄レイモンドを演じたダスティン・ホフマンの名演技は言うまでもありませんが
ホフマンに引けをとらないトムの演技も高く評価された作品。
『レインマン』には派手なアクションシーンはありませんが、
トムクルーズの「静」の部分を楽しめる要素がたくさん入っていて
しみじみとしたい気分のときに観るとよさそうです。
トム・クルーズ20代の映画『7月4日に生まれて』(1989年)
『7月4日に生まれて』はオリバー・ストーン監督によるベトナム戦争をあつかった映画。
トム・クルーズはアメリカ独立記念日の7月4日生まれのベトナム帰還兵(ロン)を演じています。
(画像引用元:https://www.cinematoday.jp)
ベトナム戦争で心に傷を負い、脊髄を損傷したことで身体にも障がいをかかえたロンの姿は
トム・クルーズのカッコよさなどが封印されており、テーマの重さを感じさせられます。
戦争という、ある意味「負」の部分を語ることはどうしても避けてしまいがちですが
トムが帰還兵を演じたことによって、ベトナム戦争だけでなく、戦争にたいしての意識に
一石が投じられたような気もしますね。
トム・クルーズ20代の映画『デイズ・オブ・サンダー』(1990年)
『デイズ・オブ・サンダー』では、トム・クルーズはストックカー・レースのドライバー・
コール役を演じています。(ストックカーとはWikipediaによると「外観だけ市販車を模した、
レース専用のレーシングカー」をいいます)
この作品は、監督や製作者が『トップガン』と同じということでも話題になった作品で、
派手なカーアクションにはハラハラする場面も!
(画像引用元:https://eiga.com)
トム・クルーズは車やバイクの運転技術がセミプロ級と言われています。
『デイズ・オブ・サンダー』は、そんなトムのアクション・スターとしての片鱗が
随所にちりばめられていて、観ていると力が入ってしまう作品ですね。
ちなみにトムは、この映画で共演したニコール・キッドマンと1990年に結婚(2度目)。
次の『遥かなる大地へ』でも共演しています。(ふたりは2001年に離婚)
恋人同士や夫婦で共演するのは、ハリウッドではあるあるなのかもしれませんが
仕事として作品を作り上げていくのは、照れがありそうな気もします。
この『デイズ・オブ・サンダー』では、トムのカーアクションだけではなく
ニコール・キッドマンをみつめる視線にも注目してしまいそうです。
トム・クルーズ20代の映画『遥かなる大地へ』(1992年)
トム・クルーズは『遥かなる大地』で、19世紀にアイルランドから
アメリカに渡った青年ジョセフを演じています。
前述のように、すでに結婚していたトムとニコール・キッドマンの共演も話題になりました。
(画像引用元:https://www.telasa.jp)
トムが演じたジョセフは、アイルランドでは貧しい小作農。
一方、ニコール・キッドマンが演じたシャノンは地主の娘で、
ふたりはアイルランドからボストン、そしてオクラホマへと向かいます。
途中さまざまな困難に遭遇し、一度は別れも経験したふたりですが
最後はアメリカンドリームも実現し、ハッピーエンドに。
この作品では、トム・クルーズが雄大な景色の中を馬で駆け抜けているシーンもあり
彼の身体能力の高さがあらためてわかります。
トム・クルーズ20代の映画『ア・フュー・グッドメン』(1992年)
『ア・フュー・グッドメン』は、ジャック・ニコルソン、デミ・ムーアも出演した
軍法会議サスペンスで、トム・クルーズは、海軍弁護士ダニエル・キャフィを演じました。
(画像引用元:https://www.amazon.co.jp)
キューバ米海軍基地で起こった殺人事件を担当することになったキャフィ。
海軍という組織のなかで、さまざまな壁にぶち当たりながら事件の核心に迫っていきます。
トム・クルーズは、論理的に真実を追求していくキャフィを熱演し
法廷でのやり取りは「見ごたえがあった」とする声が多くありました。
法廷シーンでは、口頭のやり取りが基本ですのでトム・クルーズのアクションはみられません。
それでもインパクトを残せるトムの演技力は、30歳を前に完成度が高かった証ですね。
今回は、トム・クルーズが20代のときに出演した映画に注目して、お伝えしました。
20代はじめのころは、端役や主役グループの中のひとりだったトム・クルーズは
『卒業白書』で初主演して注目され、『トップガン』への出演で一気にスターに!
トムにとって大きな転機となったと言える20代の出演作品をふり返ってみると
ある年代以上の方たちには懐かしく、また若い世代の方たちの目には新鮮に映って
新しいトムの魅力の発見につながる可能性もありますね。
その後のトムのスーパースターぶりは、みなさんもご存じの通りで
『ミッション:インポッシブル』シリーズでの活躍もまだまだ続きそう。
これからのトム・クルーズの作品も楽しみです!
最後まで読んでくださって、ありがとうございました。
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