志ぃさー(しぃさー)の経歴は?ちむどんどんで金城順次役!沖縄ことば指導も!

藤木勇人(ふじき はやと)さんこと 噺家の志ぃさー(しぃさー)さんは、役者、コメディアン、随筆家、沖縄方言指導者、琉球文化研究者としても幅広く活動しています。

また志ぃさーさんはラジオ番組の「ハイサイ!藤木勇人のヤマトde沖縄タイム」のパーソナリティーを11年近くも務めていました。

今回は、NHK朝の連続テレビ小説「ちむどんどん」に金城順次役で出演することになっている志ぃさーさんのプロフィールや経歴、「ちむどんどん」での役どころなどお伝えします。


志ぃさー(しぃさー)のプロフィールは?

志ぃさー(藤木勇人)さんのプロフィールはこちらになります。

生年月日  1961年1月9日
年齢    61歳
出身    沖縄県コザ(現・沖縄市)
血液型   A型
志ぃさーさんのご両親は奄美大島(鹿児島県)の出身で、コザで米兵相手の商売をしていました。
志ぃさーさんは兄1人、姉妹2人の4人兄弟ですが、4人ともコザ生まれで中学、高校は九州の学校に通ったそうです。
沖縄で子供時代を過ごし、沖縄を拠点に活動する志ぃさーさんにとって、沖縄の本土復帰50周年の今年は特別な年であることでしょうね。

続いて、志ぃさーさんの経歴についてお伝えします。


志ぃさーの経歴は?元郵便局員だった!

志ぃさー(藤木勇人)さんは、高校生ではB型肝炎ウイルスを発症して入院生活が長かったこともあり20歳で高校を卒業。その後看護学校に入学しました。

しかし志ぃさーさんは夏休みに看護学校を辞め、その後はアルバイトで暮らします。

当時の先輩が郵便局員試験に合格した話を聞き、志ぃさーさんも試験を受けて合格。
那覇東郵便局に採用されましたが、最初の仕事は保険外務員でノルマとの戦いだったそうです。

志ぃさーさんは郵便局員の仕事のかたわら、縁あって劇団の仕事を手伝うようになります。

その後の志ぃさーさんの経歴をまとめると次のようになります。

1985年  劇団「笑築過激団」入団
1986年  「りんけんバンド」加入
1991年  「笑築過激団」退団後、「りんけんバンド」専属となる。
1993年  「りんけんバンド」から独立
1993年  落語家 立川志の輔師匠に師事
2008年  東京事務所開設
2010年  立川志の輔の番外編弟子として正式に認められる
2013年  立川志ぃさーに改名 (現在は立川を返上し高座名志ぃさーで活動中)

「りんけんバンド」の東京進出後、志ぃさーさんは4年半務めた郵便局員を辞めました。
すでに結婚して子供もいた志ぃさーさんにとっては大きな決断だったと思います。

志ぃさーさんは、その「りんけんバンド」も辞めることになるのですが、

辞める時は大喧嘩でしたよ。林賢さんから認めてもらうまで10年はかかったんじゃないかな。

でも自分はミュージシャンではなくて芝居人として生きていきたいと貫き通しました。

最初に一人芝居のステージに立ったのが当時那覇にあった伝説的な小劇場「沖縄ジァンジァン」。自分でも驚くぐらい新聞に大きく取り上げてもらいました。
(https://tk-oki.com より)

と語っています。

志ぃさーさんが一人芝居をした「沖縄ジァンジァン」で、当時二ツ目だった立川志の輔師匠も寄席を開いていて、そこでの師匠との出会いが志ぃさーさんに大きな影響を与えました。

立川志の輔師匠に番外編弟子として認められるほどですので、志ぃさーさんの噺家としてのセンスもすばらしいに違いありません。

志ぃさーさんの経歴にはいろいろなドラマがありますが、やはり ”芝居人として生きていきたい”  という思いを持ち続けたことが、今の志ぃさーさんを形作ってきたと言えそうです。

そんな志ぃさーさんは沖縄がテーマの朝ドラ「ちむどんどん」に出演します。
このドラマでの志ぃさーさんの役どころについて、続けてお伝えします。


志ぃさーは「ちむどんどん」に出演! 沖縄居酒屋「あまゆ」の主人・金城順次役!

志ぃさーさんは4月スタートの NHK朝の連続テレビ小説「ちむどんどん」の東京・鶴見編に出演します。
志ぃさーさんの役どころは、横浜鶴見の沖縄居酒屋「あまゆ」の主人で、ヒロイン暢子の下宿の大家・金城順次(かねしろ じゅんじ)です。

沖縄居酒屋の主人なのに ”味音痴” という順次、大丈夫でしょうか? 少し心配です。
それも順次の憎めないところなのかもしれませんが。

藤木さんは「ちゅらさん」に出演したときも、沖縄料理店「ゆがふ」の主人を演じていました。
ちなみに「ゆがふ」(世果報)は 沖縄方言辞典によると「豊作」という意味だそうです。

藤木さんは「ちむどんどん」の金城順次役について

「今回は『あまゆ』という沖縄食堂兼飲み屋の店主。『あまゆ』(あま世。甘い世のことで、沖縄方言で、苦しいことの無い世界のこと)は苦労の末つかむ幸せという感じなので、訪れるお客たちと苦楽を共にしながら娘と一緒になって、日々鶴見の中の沖縄で沖縄出身者に憩いの場所を提供する店としての役目を果たせればと思っております」(https://www.oricon.co.jp より)

と語っています。居酒屋「あまゆ」は気持ちが優しくなれる場所のようです。

「ちむどんどん」の東京・鶴見編の放送もまもなく始まります。
志ぃさーさんの登場が待ち遠しいですね! どんな店主ぶりなのか、今から楽しみです。

志ぃさーさん演じる順次の娘・トミ役のしるささんについては、こちらをどうぞ。

「ちゅらさん」のときと同様に、志ぃさーさんは沖縄ことばの指導もされています。
志ぃさーさんの沖縄ことばを聞けるのも興味深いですね。

次はそんな志ぃさーさんの出演作品をご紹介します。


志ぃさーの出演作品は?

志ぃさーさんの主な出演作品は以下の通りです。

【映画】
1992年  「パイナップルツアーズ」
1994年  「パイパティローマ」
1999年  「MABUI」
2001年  「釣りバカ日誌イレブン」
2002年  「おぎゃあ。」
2005年  「母のいる場所」
2009年  「KIZUKI」
2010年  「ニライの丘」
2013年  「利休にたずねよ」
2017年  「私はヒーローそれともヴィラン?よみがえれ勝連城!」

 

【テレビドラマ】
2001年  連続テレビ小説「ちゅらさん」(NHK)(沖縄ことば指導も兼務)
2002年  「犬笛」(テレビ東京)
2004年  「浅見光彦シリーズ19 ユタが愛した探偵」(フジテレビ)
2009年  「本日も晴れ。異状なし」(TBS)
2011年  「テンペスト」(NHK BSプレミアム)
2012年  連続テレビ小説「純と愛」(NHK)
2012年  「つるかめ助産院〜南の島から〜」(NHK)
2017年  「100の資格を持つ女〜ふたりのバツイチ殺人捜査〜12」(テレビ朝日)
2020年  「コタキ兄弟と四苦八苦」(テレビ東京)
2022年  連続テレビ小説「ちむどんどん」(NHK)(沖縄ことば指導も兼務)

 

テレビドラマや映画で、志ぃさーさんは「沖縄出身の人物」や「沖縄にゆかりがある人物」の役が目立ちます。
やはり志ぃさーさん=沖縄のイメージが強いのは、志ぃさーさんが沖縄を意識しながらどの役も丁寧に演じてこられたからなのでしょうね。
志ぃさーさんは沖縄ラジオのパーソナリティを務めていたことがあります。続けてお伝えします。



志ぃさーはラジオ番組「ハイサイ!藤木勇人のヤマトde沖縄タイム」のパーソナリティーだった!

志ぃさーさんは、ラジオ番組の「ハイサイ!藤木勇人のヤマトde沖縄タイム」のパーソナリティーも務めていました。
「ハイサイ!藤木勇人のヤマトde沖縄タイム」は
2010年10月から放送は570回を数え、本土で活躍する沖縄人や沖縄に思いを寄せる本土の人など、述べ2千人以上を紹介してきた。
(https://ryukyushimpo.jp より)
とのことですが、2021年9月20日 で終了となりました。
(画像引用元 https://ryukyushimpo.jp)
志ぃさーさんにとって570回を超える放送を続けるのはご苦労が多かったことでしょうが、番組は多くの沖縄ゆかりの人たちの心のよりどころになっていたと思います。
やはり故郷の言葉や地名を耳にするとホッとしますものね!

 

今回は噺家・俳優で、その他にも多方面で活動されている志ぃさー(藤木勇人)さんについてお伝えしました。

志ぃさーさんのまわりにはいつも沖縄のゆったりした空気が流れているようなイメージがあります。

これからもそんな志ぃさーさんのご活躍を楽しみに、応援させていただきたいと思います。


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