『ミッション・インポッシブル』や『ショーン・オブ・ザ・デッド』など、
デビュー以来数々の名作に出演し、ハリウッド界に名をはせるサイモン・ペッグ。
イギリス出身のサイモンは、ブリストル大学で演劇を学び、
卒業後の1993年にロンドンでスタンドアップ・コメディアンとしてキャリアをスタート。
俳優業だけでなく脚本家としても大活躍しています。
今回は『ミッション・インポッシブル』への出演でさらに注目を集めている
サイモン・ペッグについて、まるっとお伝えしたいと思います。
最後までお読みいただけるとうれしいです。
サイモン・ペッグは若い頃コメディアンだった?
サイモン・ペッグはイギリスのブリストル大学を卒業したあとコメディ劇団に所属し、
スタンドアップ・コメディで表舞台に出るようになりました。
スタンドアップ・コメディというのは、英語圏で行われている即興話芸。
欧米では主流のコメディーショーです。
日本で言うと、漫談に近いと言われることも多いですが、
観客との対談で話が展開されることから、より自由な漫談のようなイメージでしょうか。
ということで、サイモン・ペッグは、コメディアン出身!
スタンド・アップコメディの主な題材は、物語だけでなくジョーク、政治、宗教、
人種差別など幅広く、演者が皮肉交じりに話すのが特徴であるため、
ときに人を不快にさせたり、対立を生んだりすることもあるとのこと。
欧米は日本よりも自分の主張や討論を積極的に議論するイメージがあるので、
こうした文化の中で大衆をまき込み、いかに人を傷つけずに笑いをとるかが重要とされます。
そんな高度なテクニックを駆使しながらコメディアンとして活動していたサイモン。
積み重ねてきた経験が、現在のサイモンの役者人生に活かされていると言えそうです。
ところで、サイモンは『スター・ウォーズ』にも出演していました。
続けてお伝えします。
サイモン・ペッグは『スター・ウォーズ』に出演していた!
サイモン・ペッグは『スター・ウォーズ』に出演していた!
サイモン・ペッグが、かつて『スター・ウォーズ』に出演していたと聞いて
「えっ? どこに?」とおどろいた方も多いかもしれません。
それもそのはず、サイモンが『スターウォーズ/フォースの覚醒』(2015年) に出演したときは
被りものをして ”アンカー・プラット”として登場していたのです!
ジャクーでレイからパーツを買っていたアンカー・プラット役は、『ミッション:インポッシブル』シリーズや『スター・トレック』シリーズのサイモン・ペッグが演じています。『スター・ウォーズ』ファンであるサイモン・ペッグ、メイキング映像からも喜びが伝わって来る… #フォースの覚醒 pic.twitter.com/A5dlGzKzEX
— スター・ウォーズ ウェブログ (@starwarsweblog) December 15, 2017
この被りものでは、サイモンだとわかりませんね~~~
カメオ出演に近いものだったので、エンドロールを見るまで気づかないかも知れません。
なんともサイモンらしいポジションです。
世界中に熱狂的なファンが多く、約半世紀にわたってSFファンを夢中にさせている
『スタ・ウォーズ』シリーズですが、サイモン・ペッグもその熱狂的なファンの1人。
サイモンが脚本、演者として制作をしたドラマ『スペースド』で
自身が演じたティム・ビズリーを『スター・ウォーズ』オタクという設定にしたのだとか!
サイモンのアツい思いがわかりますね!
サイモン・ペッグの初恋の相手はレイア姫?
そんなサイモン・ペッグの初恋の相手は、レイア姫を演じたキャリー・フィッシャー。
(画像引用元:https://www.cosmopolitan.com)
サイモンは米Vanity Fairのインタビューで、キャリーに対する思いを語っていました。
僕は子供の頃、キャリー・フィッシャーがものすごく大好きだった。初恋の相手がキャリー・フィッシャーなんだよ
サイモンは『スター・ウォーズ/フォースの覚醒』で
その ”初恋の相手” キャリー・フィッシャーと共演しただけでなく、
撮影現場で腕を組み、一緒に基地を散歩しながら愛を告白したと言う甘酸っぱいエピソードも!
ただ、キャリーは、サイモンの結婚指輪を見て「ふざけるな!」と冗談混じりに言ったとか!
でも、好きな映画に出演するだけでなく、憧れのヒロインと一緒に時を過ごして思いを伝える
…なんて、多くの映画ファンが夢見る状況なのではないでしょうか。
悲しいことに、キャリーは2016年に 60歳の若さでこの世を去ってしまいました。
翌年公開された『スター・ウォーズ/最後のジェダイ』がキャリーの遺作となりましたが
サイモンだけでなく、私たちの記憶の中にも、キャリーの姿はいつまでも残りそうですね。
そんなサイモン・ペッグは、話題の映画『ミッション:インポッシブル』に出演しています。
サイモンはどのシリーズから登場しているのでしょうか? 続けてお伝えします。
サイモン・ペッグは映画『ミッション:インポッシブル』にいつから出演?
2023年公開『ミッション:インポッシブル』のシリーズ最新作で、
再びベンジー・ダンとしてスクリーンに登場したサイモン・ペッグ。
🗝️キーワード:
IMF(Impossible Mission Force)イーサン・ハントが所属する極秘諜報部隊。
<インポッシブル・ミッション・フォース>という名前の通り、不可能任務に挑む。『#ミッション:インポッシブル/デッドレコニング PART ONE』大ヒット上映中 pic.twitter.com/AeGxkTBpuI
— 『ミッション:インポッシブル』公式 (@MImovie_jp) July 23, 2023
サイモン・ペッグが演じるベンジーは、IT&ガジェット担当のスパイとして
かなり重要な役割を担っています。
最新作『ミッション:インポッシブル/デッドレコニング PART ONE』でも、
ベンジーの活躍ぶりはさっそく注目を浴びることに!
サイモン演じるベンジーがシリーズに登場したのは、
2006年公開のシリーズ第3作目の『ミッション:インポッシブル3』(2006年) でした。
続く『ミッション:インポッシブル/ゴースト・プロトコル』(2011年) から
サイモンは主要キャストとして活躍しており、シリーズを語る上では欠かせない存在に!
もともとコメディや舞台などでの経験があるサイモンは、コミカルな演技も得意ですが
このシリーズではダークでシリアスな表情を見せたり、命懸けのアクションを披露したりと、
マルチな才能で、作品のアクセントとなる愛すべきキャラクターを演じています。
サイモンは自身もイギリスを拠点に映画制作にかかわっているため、
『ミッション:インポッシブル』シリーズでも積極的にアイデアを発信しているとのこと。
前作『ミッション:インポッシブル/フォールアウト』(2018年) では
クリストファー・マッカリー監督はアイディアを歓迎してくれる方。その日、監督自身を笑わせるために(テストで)やったことが、本編にそのまま入っていた(笑)
(https://filmaga.filmarks.com より)
と、サイモンがテストでやったことが作品に採用されたといいますので
思いがけない形で作品に貢献していたようです。
サイモンの明るい性格や人柄がそのまま作品に反映されているからこそ、
彼の演じるベンジーが物語に緩急をつける大切な存在となっていることがうかがえますね!
『ミッション:インポッシブル』シリーズ最新作でも、サイモンのアイデアが
どこかにこっそり?使われているかもしれません。
どうしても、トム・クルーズ演じるイーサンに視線が集中してしまいがちですが
サイモンが演じるベンジーにも注目してみると新たな発見がありそうですね。
トム・クルーズと『ミッション:インポッシブル』シリーズについては
こちらでもご紹介しています。あわせてどうぞ。
ところで、サイモン・ペッグはアルコール中毒だったという気になる情報もあります。
続けてお伝えします。
サイモン・ペッグはアルコール中毒だった?
2006年に『ミッション:インポッシブル3」への出演を果たし、
その後も2009年の「スター・トレック」に出演するなど、
着実に映画界での活躍の幅を広げてきたサイモン・ペッグ。
しかし、2018年のThe Guardianのインタビューで、サイモンは
大ブレイクの最中にアルコール中毒とうつ状態に悩まされていたことを明かしました。
サイモンによると、うつ状態の症状が出て気分がふさぎ込むと、
アルコールに頼るという状態をしばらく繰り返していたとのこと。
周囲に隠しながら自力で対処していたサイモンでしたが
サンディエゴのコミコンに参加した際も、ツアーの途中、
4日間にわたって無断で姿をくらましてしまい、治療を受けることに。
サイモンは「ミッション:インポッシブル」シリーズの撮影現場で、
アルコール依存症であることを秘密にしていたとも言っています。
作中で、ユーモアあふれる個性的なキャラクターを演じていた中で、
サイモンがそのように苦しんでいたとは驚きであり、痛ましくもありますね。
”俳優だから演じ切らなければならない” と ひとりで苦しんでいたサイモン。
そんなようすを全く感じさせなかったサイモンの俳優魂には脱帽ですね。
幸い、2009年に娘さんが誕生したことがきっかけで、
サイモンはアルコール依存を克服することができたとのことです。
現在はサイモンの状態も落ち着いているようですが、
娘さんのためにも、今後も健康に気をつけて活躍してほしいものです。
続いて、サイモンのwikiや経歴をご紹介します。
サイモン・ペッグの年齢やwikiは?
サイモン・ペッグのwikiはこちらです。
出生地 イギリス グロスターシャー州 ブロックワース村
国籍 イギリス
身長 178 cm
学歴 ブリストル大学卒業
サイモン・ペッグは、現在53歳。1993年、ロンドンでスタンドアップ・コメディアンとして
キャリアをスタートしましたので、30年のキャリアがあります。
サイモンは、テレビシリーズ『スペースド』(1999年~2001年)
『バンド・オブ・ブラザース』(2001年) 、『ドクター・フー』(2005年)などに出演。
映画では2006年からの『ミッション:インポッシブル』シリーズのベンジー役や
『スター・トレック』のモンゴメリー・スコット役などで
サイモンの渋い演技と、独特の存在感が注目されています。
サイモンの最新作については、『Nandor Fodor And The Talking Mongoose (原題)』が、
2023年9月に、全米で公開されています。
この作品は、実在した超心理学者ナンドール・フォドールの話を題材とした
ダーク・コメディとのこと。
サイモンは能力捜査官のナンドール・フォドールを演じ、
「住民から通報があった ”言葉を話すマングース” について調査する」というストーリー。
マングース(画像引用元:https://ja.wikipedia.org)
「言葉を話すマングース」という時点で、すでに面白い展開が予想されますね。
サイモンの真面目な捜査官?ぶりが、きっと笑いの渦を巻き起こしそうな気がします。
日本での公開日時等は明らかになっていませんが、続報に期待しましょう!
2017年には親友のニック・フロストとともに
映像制作会社”Stolen Picture”を設立したサイモン。
俳優・コメディアンとしてだけでなく、映画の制作者としても
サイモンの活躍は、まだまだ続きそうです。
今回はサイモン・ペッグについてお伝えしました。
うつやアルコール依存症を克服し、多くのファンを魅了し続けるサイモン・ペッグ。
コメディアンとしての経歴と、抜群のユーモアやトークスキルを活かしながらの
サイモンの今後の活躍が期待されますね! 楽しみに応援しましょう。
最後まで読んでくださって、ありがとうございました。
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