『ミッション・インポッシブル』や『ショーン・オブ・ザ・デッド』など、
デビュー以来数々の名作に出演し、ハリウッド界に名をはせるサイモン・ペッグ。
シリアスな役もコミカルな役も、自在に演じ分けることができるのがサイモンの魅力です。
今回は『ミッション・インポッシブル』へのベンジー役で注目を集めている
サイモン・ペッグについて、若い頃の話題をまじえてお伝えします。
最後までお読みいただけるとうれしいです。
サイモン・ペッグは若い頃コメディアンだった!
サイモン・ペッグはイギリス出身で、ブリストル大学を卒業したあとコメディ劇団に所属し、
スタンドアップ・コメディで表舞台に出るようになりました。
スタンドアップ・コメディというのは、英語圏で行われている即興話芸で
欧米では主流のコメディーショーです。
日本で言うと、漫談に近いと言われることも多いのですが、
観客との対談で話が展開されることから、より自由な漫談のようなイメージでしょうか。
ということで、サイモン・ペッグは、コメディアン出身!
スタンド・アップコメディの主な題材は、物語だけでなくジョーク、政治、宗教、
人種差別など幅広く、演者が皮肉まじりに話すのが特徴だといいます。
そのため、ときに人を不快にさせたり、対立を生んだりすることもあるとのこと。
欧米は日本よりも自分の主張や討論を積極的に議論するイメージがあるので、
こうした大衆をまき込み、いかに人を傷つけずに笑いをとるかが重要とされるようです。
そんな高度なテクニックを駆使しながらコメディアンとして活動していたサイモン。
コメディアンとして、その場の空気を読んで柔軟かつスピーディに対応してきた経験が
その後のサイモンの役者人生に活かされていると言えそうですね。
ところで、サイモンは若い頃『スター・ウォーズ』にも出演していました。
続けてお伝えします。
サイモン・ペッグは若い頃『スター・ウォーズ』に出演していた!
サイモン・ペッグは若い頃『スター・ウォーズ』に出演していた!
サイモン・ペッグが、かつて『スター・ウォーズ』に出演していたと聞いて
「えっ? どこに?」とおどろいた方も多いかもしれません。
それもそのはず、サイモンが『スターウォーズ/フォースの覚醒』(2015年) に出演したときは
被りものをして ”アンカー・プラット”として登場していたのです!
同一人物です(同一人物です)
アンカープラットとMIシリーズのベンジー#スター・ウォーズ#金ロー pic.twitter.com/DlGNIcF296— Mr.POP (@pop_m725) December 13, 2019
この被りものでは、サイモンだとわかりませんね~~~
カメオ出演に近いものだったので、エンドロールを見るまで気づかないかも知れませんが
なんともサイモンらしいポジションです。
世界中に熱狂的なファンが多く、約半世紀にわたってSFファンを夢中にさせている
『スター・ウォーズ』シリーズですが、サイモン・ペッグもその熱狂的なファンの1人。
サイモンは7歳のころから『スター・ウォーズ』ファンだったといいますので
自身がその作品に出演したときには夢見心地だったのではないかと思えますね。
(たとえ顔が被りものでかくれていたとしても…!)
サイモン・ペッグの若い頃:初恋の相手はレイア姫?
そんなサイモン・ペッグの初恋の相手は、レイア姫を演じたキャリー・フィッシャー。
(画像引用元:https://eiga.com)
米Vanity Fairのインタビューで「子供のころからキャリーのことが大好きだった」
と語ったサイモン。
サイモンは『スター・ウォーズ/フォースの覚醒』でキャリーと共演しただけでなく
撮影現場で腕をくみ、一緒に基地を散歩しながら愛を告白したといいます。
甘酸っぱいエピソード…!きっとサイモンは大照れだったのではないでしょうか?
しかしキャリーは、サイモンの結婚指輪を見て「ふざけないで!」と冗談混じりに言ったとか。
好きな映画に出演するだけでなく、憧れのヒロインと一緒に時を過ごして思いを伝える
…なんて、多くの映画ファンが夢見る状況なのかもしれません。
サイモンはそんな夢をかなえることができた超ラッキーな人物のひとりですね。
悲しいことに、キャリーは2016年に 60歳の若さでこの世を去ってしまいました。
翌年公開された『スター・ウォーズ/最後のジェダイ』がキャリーの遺作となりましたが
サイモンだけでなく、私たちの記憶の中にもキャリーの姿はいつまでも残りそうです。
そんなサイモン・ペッグは、話題の映画『ミッション:インポッシブル』に出演しています。
サイモンはどのシリーズから登場しているのでしょうか? 続けてお伝えします。
サイモン・ペッグは『ミッション:インポッシブル』にいつから出演?
シリーズ最新作の『ミッション:インポッシブル/ファイナルレコニング』(2025年) で、
サイモン・ペッグは再びベンジー・ダンとしてスクリーンに登場しています。
(画像引用元:https://marieclairejapon.com)
『ミッション:インポッシブル/ファイナルレコニング』ではトム・クルーズ演じるイーサンと
仲間たちが、AI「エンティティ」と対立するようすが描かれます。
スタントを使わないトムのアクションは迫力満点でシリーズを通しての魅力ですが
サイモンが演じるベンジーも、ときおり見せるお茶目な表情がなかなかチャーミング!
サイモン演じるベンジーがシリーズに登場したのは、
2006年公開のシリーズ第3作目の『ミッション:インポッシブル3』(2006年) でした。
続く『ミッション:インポッシブル/ゴースト・プロトコル』(2011年) から
サイモンは主要キャストとして活躍し、シリーズを語る上では欠かせない存在に。
ダークでシリアスな表情を見せたり、命がけのアクションを披露したりと、
サイモンはマルチな才能で、作品のアクセントとなる愛すべきキャラクターを演じています。
サイモンは自身もイギリスを拠点として映画制作にかかわっているため、
『ミッション:インポッシブル』シリーズでも積極的にアイデアを発信しているとのこと。
2018年の『ミッション:インポッシブル/フォールアウト』では
監督を笑わせようとテストでやったことが、作品にそのまま入っていたそうですので
サイモンは思いがけない形で作品に貢献していたようです。
サイモンの明るい性格や人柄がそのまま作品に反映されているからこそ、
彼の演じるベンジーが物語に緩急をつける大切な存在となっていることがうかがえますね!
『ミッション:インポッシブル』シリーズ最新作でも、サイモンのアイデアが
どこかにこっそり?使われているかもしれません。
どうしても、トム・クルーズ演じるイーサンに視線が集中してしまいがちですが
サイモンが演じるベンジーにも注目してみると新たな発見がありそうですね。
トム・クルーズと『ミッション:インポッシブル』シリーズについては
こちらでもご紹介しています。あわせてどうぞ。

続いて、サイモンのwikiプロフィールをご紹介します。
サイモン・ペッグのwikiプロフィールは?
サイモン・ペッグのwikiプロフィールはこちらです。
出生地 イギリス グロスターシャー州 ブロックワース村
国籍 イギリス
身長 178 cm
学歴 ブリストル大学卒業
サイモン・ペッグは、1993年、ロンドンでスタンドアップ・コメディアンとして
活動をはじめましたので、30年以上のキャリアがあります。
お伝えしたように、2006年からの『ミッション:インポッシブル』シリーズのベンジー役や
『スター・トレック』のモンゴメリー・スコット役などで知名度がアップしたサイモン。
そんなサイモンですが、大ブレイクの最中にアルコール中毒とうつ状態に悩まされていたことを
The Guardianのインタビューで明かしています。
ユーモアあふれる個性的なキャラクターを演じていた中で、
サイモンがそのように苦しんでいたとは驚きであり、痛ましくもあります。
幸い、2009年に娘さんが誕生したことがきっかけで、
サイモンはアルコール依存を克服することができましたが、娘さんのためにも
健康に気をつけて活躍してほしいものですね。
そんなサイモンは2017年に親友のニック・フロストとともに
映像制作会社”Stolen Picture”を設立しました。
俳優・コメディアンとしてだけでなく、映画の制作者、あるいは脚本家としても
サイモンの活躍は、まだまだ続きそうです。
今回はサイモン・ペッグについてお伝えしました。
うつやアルコール依存症を克服し、多くのファンを魅了し続けるサイモン・ペッグ。
若い頃のコメディアンとしての経歴と、抜群のユーモアやトークスキルを活かしながらの
サイモンの今後の活躍が期待されますね! 楽しみに応援しましょう。
最後まで読んでくださって、ありがとうございました。
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