ムロツヨシは若い頃から苦労人で生い立ちも驚き?ブレイクのきっかけは?

俳優(男性)

「喜劇役者」を宣言しているムロツヨシさん。
コミカルな役だけでなく、シリアスな役やまわりを引っかき回したりするクセのある役でも
強い余韻を残す、気になる俳優さんです。

今回は、名バイプレイヤーと言っても過言ではないムロツヨシさんの驚きの生い立ち、
苦労した下積み時代の話、そしてブレイクのきっかけなどを
大河ドラマ「どうする家康」での役どころとあわせてご紹介します。

最後までお読みいただけるとうれしいです。



ムロツヨシは若い頃から苦労人だった?生い立ちも驚き?

ムロツヨシさんと言えば、ご自身の著書「ムロ本、」で ”喜劇役者” と宣言しているだけあって
ユニークで明るいお人柄というイメージがありますね。

 (画像引用元:https://www.vip-times.co.jp)

ムロツヨシさんは1976年1月生まれで、現在47歳。実は幼い頃から苦労人だったといいます。

ムロツヨシさんは、4歳の時に両親が離婚して父親に引き取られますが、
その父親も別の女性と親密になったため、5歳上の姉と共に親戚の元で育ちました。

4歳というまだ母が恋しい時期に母親と離れ、その上 父親とも離別となると
ムロツヨシさんの生い立ちは、子供には大きすぎる重荷を背負ったものだと言えます。

しかしムロツヨシさんは、子供のころから ”かわいそうな子ども” と思われないように
明るくふるまって、周囲を笑わせてきたといいます。

子供時代に身につけた処世術とでもいうのでしょうか、そんな経験があったことは
ムロツヨシさんの現在の明るい立ちふるまいからはなかなか想像できませんね。

ムロツヨシさんは、両親が離婚前にけんかをしていたのが強く記憶に残っているといいますが
2018年に「サワコの朝」に出演した際にはこんなことも。

実の母と会いたいという気持ちがないんですよね

そして父親については

ずっと嫌いじゃなかったんですよ。軽べつもしていないです

と語っています。ご両親と早くから距離を置かなければならなかったムロツヨシさんの言葉は
クールに響きますが、複雑な思いも隠されているように思えますね。

ムロツヨシさんは 2021年の「さんまのまんま秋SP」に出演した際に
”会いたいという気持ちがない” と言っていた実の母親に、40年ぶりに再会したと語っています。

その再会の様子を話すときも、笑いを交えて締めくくったというムロツヨシさん。
ただメンタルが強いというだけではなく、人間的な大きさを感じます。

そんなムロツヨシさんは自分の生い立ちや両親について

両親に育てられなくても普通に幸せになれる、こうやって楽しく生きている人はいるよって一例に、自分がなれたらと思うんですよね。そこがひとつ、僕が「喜劇役者」と名乗る理由でもあるんです。(https://nikkan-spa.jp より)

と言っています。ムロツヨシさんの生き方が集約されている言葉といえそうです。

ところで、ムロツヨシさんが役者を目指したのはどういう理由だったのでしょうか?
ムロツヨシさんの若い頃の経歴と合わせてお伝えします。



ムロツヨシの若い頃の経歴は?

ムロツヨシさんは、横浜市内の公立小学校&公立中学校を卒業後、神奈川県立鶴見高等学校に。
その後一浪して東京理科大学の理学部数学科に入学しました。

ムロツヨシさんが東京理科大学の受験を決めたのは「偏差値が高い大学だったから」で、
いい大学を卒業していい会社に入り、育ての親を安心させたかったのだそうです。

やはりムロツヨシさんは、まわりに気を遣っていたのですね。

しかし、入学後に将来の夢を語る同級生に出会います。当時のことをムロさんは次のように。

その志がまぶしかった。偏差値の高い大学に入ることしか考えていなかった自分が恥ずかしかった。彼らみたいに、夢を持つ側の人になりたいなと思いました
(https://tenshoku.mynavi.jp より)

大学在学中にムロツヨシさんはファンだった深津絵里さんの出演舞台「陽だまりの樹」を
観に行き、段田安則さんの涙を流す芝居に感銘を受けて俳優を志すことを決めます。

人生には思いがけない出会いがあるものですね!

そしてムロツヨシさんは、俳優になるためわずか3週間で大学を中退し小さな劇団に所属。
中央卸売市場やコンサート会場などでバイトをしながら、劇団の舞台に出演していました。

下積み生活が続いていたムロツヨシさんは、「劇団ヤニーズ」を結成しましたが
仲間との間に演技に対する温度差がありすぎて、最終的に劇団を退団。

26歳ぐらいから、ムロツヨシさんは「自分を使ってください」と売りこみを始めます。

それが功を奏して?映画監督の本広克行さんから声がかかり
ムロツヨシさんは映画「サマータイムマシン・ブルース」に初めて出演。28歳のときです。

その後も本広克行監督の作品に出演し、ブレイクするかと思われたムロツヨシさんでしたが、
仕事が続かなかったため再びバイト生活に逆戻り…

そんな時、ユースケ・サンタマリアさんから次のような言葉が!

このままバイトを続けていると、いつまでも上を目指せない。ムロ君自身に良くない
(https://tenshoku.mynavi.jp より)

ムロツヨシさんは30歳になったのを機にバイトを辞めて、俳優の道に専念します。

友達に借金しながら ”自分を売り込む営業” を続けているうちに、
ムロツヨシさんの、役者という仕事への向き合い方もより丁寧なものに変わっていきました。

そんな中、演出家の福田雄一さんと出会ったことが、ムロツヨシさんの転機となり
ブレイクのきっかけとなります。

続けて、ムロツヨシさんのブレイクについてお伝えします。



ムロツヨシがブレイクしたきっかけや作品は?

ムロツヨシさんは前述のように、2005年ごろ一気にブレイクかと思われた時期がありました。

しかし仕事が続かず、再びバイト生活に戻ったムロツヨシさんにとって
本当のブレイクのきっかけになったのは、演出家の福田雄一さんとの出会いでした。

ムロツヨシさんによると、

それまでは度胸試しに、台本に書いてないことを勝手にやっては監督にしかられてきました。ところが福田さんは全く逆で、アドリブをむしろ喜んでくれた。同じ覚悟を持ってコメディーに挑める戦友ができた気がして、何かが吹っ切れ、自信も芽生えました
(https://tenshoku.mynavi.jp より)

とのことで、福田雄一さんという「戦友」との出会いが、
ムロツヨシさんの役者生活を大きく変えたと言われています。

ムロツヨシさんが初めて福田雄一さんとタッグを組んだのがドラマ「33分探偵 」(2008年) で
この作品で誘拐犯役を演じたムロツヨシさんは、その後「福田組」の常連となり
以後、映画「銀魂」や「50回目のファーストキス」などに出演。

ムロツヨシさんの知名度を上げた作品としては
福田雄一監督の「勇者ヨシヒコ」シリーズ (2011年~2016年)が挙げられます。

 (画像引用元:https://www.pinterest.jp)

ムロツヨシさんが演じたメレブは ”ビミョーな呪文を得意とする魔法使い” (番組サイトより)
とのことで、なんとなくゆるい感じがムロツヨシさんのハマリ役と言えそうですね。

その他にも、とぼけた上司役で味わいがあった「ハコヅメ〜たたかう!交番女子〜」や
心に闇をかかえる男を演じた「星降る夜に」などなど、ムロツヨシさんは近年の出演作品でも
強い余韻が残る役を幅広く演じていて、演技の引き出しの多さがうかがえますね。

 (画像引用元:https://www.ntv.co.jp)

そんなムロツヨシさんは、大河ドラマ「どうする家康」にも出演して注目されました。
ムロツヨシさんの役どころなどを続けてお伝えします。



ムロツヨシは大河ドラマ「どうする家康」で豊臣秀吉!

ムロツヨシさんは、大河ドラマ「どうする家康」に出演し、怪演ぶりが話題になりました


(画像引用元:https://www.cinematoday.jp)

ムロツヨシさんの役どころは、豊臣秀吉 (木下藤吉郎) 役。

豊臣秀吉は大河ドラマで登場する回数の多い人物で、
これまで、小日向文世さん、竹中直人さんなど個性際立つ俳優が秀吉を演じています。

ムロツヨシさんが演じた秀吉役について、
初登場のときから「Yahoo!ニュース みんなの意見」にはこんな声も!

1月29日放送の第4回「清須でどうする!」では、ムロツヨシさん演じる豊臣秀吉(木下藤吉郎)が初登場したが、早くも「目が笑っていない」「不気味」といった声が視聴者から上がり、話題となっている(https://news.yahoo.co.jpより)

そしてそれ以降も、ムロツヨシさんの目にはずっと怪しい光が…!
今回の秀吉役も、ムロツヨシさんの個性が生きるキャスティングだったと言えそうですね。

ムロツヨシさんが、淀殿を正室に迎えて以降の狂気に満ちた秀吉の姿を演じたことで
新しい秀吉像が描かれたようにも思えます。

ムロツヨシさんのように「どうする家康」に出演していた注目俳優さんについては、
こちらをどうぞ。

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ところでムロツヨシさんは、2023年秋ドラマにも出演しました。
続けてお伝えします。



ムロツヨシは金9ドラマ「うちの弁護士は手がかかる」に出演!

ムロツヨシさんは金9ドラマ「うちの弁護士は手がかかる」にも出演しました。

このドラマでムロツヨシさんが演じたのは、新人弁護士にふりまわされるパラリーガルで
かつて芸能事務所のすご腕マネージャーだったという人物・蔵前勉です。

パラリーガルというのは、弁護士を専門にサポートするアシスタントですが
芸能マネージャーだった蔵前が、どんないきさつで転職したのかも気になるところ。

法律用語がバンバン飛び交うドラマ「うちの弁護士は手がかかる」の中で、
ムロツヨシさんならではのコミカルな表情もみられて
さすがムロツヨシさん!という思いを抱いた人も多かったのではないでしょうか。

続いてムロツヨシさんのwikiなどをご紹介します。



ムロツヨシのwikiや本名は?

ムロツヨシのwikiは? 本名は非公開!

ムロツヨシさんのwikiはこちらです。

生年月日  1976年1月23日
本名    非公開
出身地   神奈川県横浜市
身長    168 cm
血液型   A型
事務所   アッシュアンドエー

ムロツヨシさんの本名が非公開なのは、幼い頃に離別した母親を気遣ってのことだそうです。

新しい家庭をもっている母親に自分の存在が目障りにならないように、という。
ここでもムロツヨシさんの美学のようなものが貫かれていますね。

ちなみに「ムロツヨシ」さんという名前は姓名の区別がないそうです。

なんとなく「ムロ」が名字で「ツヨシ」が名前、だと思っていたので少しビックリ。
芸名にもムロツヨシさん流のちょっとヒネリ技を加えた感じがあります。

ムロツヨシの交友関係は?

ムロツヨシさんは、小泉孝太郎さん、小栗旬さん、綾野剛さんといった
自分よりも年下の俳優と仲良しであることが知られています。

とくに小泉孝太郎さんとは「小泉孝太郎&ムロツヨシ 自由気ままに2人旅」で
2019年、2020年、2021年、2022年、2023年と5度も共演。

ドライブ中や旅館などでの気のおけない会話から
お2人がとても良い友だち同士であることが伝わってきます。

ムロツヨシさんも小泉孝太郎さんも独身同士ということで、気も合うのでしょうか。
実際ムロツヨシさんは2021年にこんなことも言っています。

僕が20分以上無言でも、ずっと同じ距離で何の違和感もなくいてくれる人って、今、
孝太郎しかいない(https://www.sanspo.com より)

ムロツヨシさんと小泉孝太郎さんは相性もバッチリのようです。

小泉孝太郎さんについては、こちらでご紹介しています。あわせてどうぞ。

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ムロツヨシはCMでも活躍!

ムロツヨシさんはCMでも活躍中で、アサヒ飲料「WANDA」、ミツカン「味ぽん」
ニッスイ「大きな大きな焼きおにぎり」などなど多数に出演。


(画像引用元:https://frozenfoodpress.com)

このCMのように、とくに食品系のCMだと
ムロツヨシさんのほのぼのした雰囲気があふれているような気がします。

ムロツヨシさん自身が、こんな風に家庭をもつ願望があるのか知りたいところですが
映画「マイ・ダディ」(2021年) 公開前のインタビューで、こんな発言も。

結婚願望というか家族願望は少しずつ増えてきました(https://nikkan-spa.jp より)

ということで、そう遠くない将来、
ムロツヨシさんがCMのような家族団らんを楽しむことになるといいですね!

ムロツヨシさんのように、CMでも気になる俳優さんについては、こちらをどうぞ。

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今回はムロツヨシさんについてお伝えしました。

一般的には不幸と形容されそうな生い立ちに加えて、若い頃の苦労などすべてが
「喜劇役者」ムロツヨシさんのベースとなって、独特の流儀を生み出しているようです。

これからもそんなムロツヨシさんのご活躍を楽しみに応援させていただきたいと思います。
最後まで読んでくださって、ありがとうございました。



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